【ソーイングのあるライフスタイルを】

かつて、ファッションは自分のコンプレックスを隠す為のものであった
高貴なブランド物を身につけることで自分に自信がもてた錯覚を起こしてきた

そんな中、自分で選んだデザイン、生地やボタンやファスナーも自分で選び、
自ら形にしていった服を纏う

自分で服を作ることは、作る過程で自分と対話し、自分を見つめ直すことができる

服は本当の意味での自己表現となり
自分の考えを映しだすコミュニケーションツールにもなる
服を作ることで、自分らしさを再認識する

服は自分の想いを伝えることもできる
娘のことを想い、ワンピースを作り、刺繍を施す

量産された流行りの服より、
はるかにファッショナブルでとっておきの一着になる

大事な人に服を作る事は、相手の幸せや健康を願える
オシャレで大きなお守りをつくるようである

作ったワンピースが着られなくなったら、捨てるのではなく
生地を分解しポーチを作ったり

想い出をまた次のライフステージに変化させていく事もできる

我々は、かつて日本が着物文化だった頃の布を大事に扱う文化を
「わかりやすい型紙」と「わかりやすい作り方」を提供する事で継承してきたい

忙しい時代の中、服が安く売られている中、ソーイングによって
自分らしさや、大事な人を大切にする時間を提供したい
それが我々の想いです



【代表の型紙メーカー創業のきっかけ】

町工場に生まれ、子供のころの記憶では両親は朝から晩まで忙しく働いていました。
それでも母は忙しい合間をぬって、服を作ってくれました。

近所の日暮里繊維街にいって、好きな生地を選び、着たい服を簡単に画で描き、
それを元に作ってもらった服は店では見ないもので友人に褒められ嬉しかったのを覚えています。
今、思えば母の優しさに包まれて安心していたと思います。

珍しい服を着ていると、海外の人は気軽に話しかけてくれ
服はコミュニケーションのツールになるのではと若い頃に思ってきました。
服の魅力に魅了されていきました。

アパレルの道へ進もうと思い勉強していましたが、産業化しすぎた業界は忙しく感じました

一方、ハンドメイドの業界は、1つ1つ丁寧に、長い視野で考え、何よりも人に暖かみを感じました。
家族ぐるみでコミュニケーションをとってくれる人が多く新鮮でした。

子供の頃、楽しませてもらった地元日暮里繊維街や
学生の時にベンチャー起業を起こし飛び込み営業でも話を聞いてくれた方々に恩返しをしたい。

テキスタイル産業に寄与したい。
ライフスタイルを豊かにしたいと思い、型紙メーカーを起こしました。

たくさんの服が安く売られている中、あえて作る。

その時間を通じて得られるものが、我々の生活を豊かにし、ゆったりと落ち着いた
自分らしさを取り戻せる時間になることへの力になれたら幸いです。

また、皆様とコミュニケーションをとらせていただくことによって、より良い商品を作っていきたい。
皆様と共に我々も、今生きていることを実感し、自分らしさを一緒に取り戻していけたらと思っています。

ハンドメイド・カンパニー 代表取締役 早川辰悟  facebook