★上糸と下糸調整の仕方<職業ミシン編>   by MARI × HMC

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ギャザーって聞いただけで、物を作るハードルが上がったりしますよね…。
少し手間は加わりますが、作れる物の種類は格段に増えます。難しい事は何もないので、頑張ってトライしてみましょう!!



ギャザーを寄せる側と、つける側にノッチがあるか確認します。 なければ、自分で印をつけます。


今回は、わかりやすくする為に自分で印をつけます。
付ける側とギャザーを寄せる側をそれぞれ半分に折ってノッチ(裁断と印付け参照)を入れ、
さらに半分にしてノッチを入れます。こうすると、同じように等分できます。


今回は見えやすくする為、さらにチャコペンで印をつけました。


では、縫っていきます。まずミシン目を3~4mmに粗くします。上糸調子もダイヤルを左に回しゆるくします。


ギャザー部分の出来上がり線から、0.5cm縫い代側に粗ミシンをかけます。
縫いはじめの糸を5~6cmほど長くとってから縫い始めます。


縫い終わりも同様に糸を残しておきます。(返し縫いはしません)
キレイにギャザーを寄せる時には、縫ったところからさらに0.2cm出来上がり線側にミシンをかけます。
先ほどと同じように縫ってください。


ミシン目のダイヤルと上糸調節ダイヤルを元に戻します。


最初につけた印を目印に中表に合わせまち針で止めます。


まち針で止めたら下糸を引っ張り、ギャザーを寄せます。ギャザーが均等に入るようにバランスよく寄せていきます。
(注:上糸と下糸両方を引っ張ると糸が引っ張れなくなるので、必ずどちらか1本だけにしてください。)


ギャザーを寄せる側がつける側と同じ長さになったら、出来上がり線を縫っていきます。
(最初と最後に返し縫いを忘れずに)


ギャザーミシン糸を抜きます。先にギャザーを寄せる時に引いた糸(今回下糸)を抜きます。
次に上糸を抜きます。


これで、完成です。




 -マリプロフィール-
 東京23区外在住 蟹座AB型 子供の頃からミシンと編み物が好き。海外のスーパーと生地屋巡りが大好きな
 1児の母です。只今子育て奮闘中!!愛情をかけて時間をかけない物作りをするのが好き。
  杉野大学短期大学部被服科 卒業 / 文化服装学院服飾研究科 卒業 / 文化服装学院デザイン専攻 卒業